診療技術部
診療技術部
放射線部
放射線部では、診療放射線技師が休日・夜間でも常時勤務する体制で急病にてお困りの患者さんの画像診断業務を行っております。クオリティの高い画像診断を提供できるよう 320列マルチスライスCT をはじめ 3.0テスラMRI、デジタルエックス線装置およびマンモグラフィ、血管造影装置、PACS(画像/レポートサーバー)などの充実した診断機器の整備をするとともに技師の撮影技術向上に努めております。
また、放射線部では「放射線被ばく」について患者さんの不利益にならないような情報発信を行っています。適切な被ばく量と鮮明な画像を臨床現場に提供します。詳しくは下記をご参照ください。
放射線被ばくについて
業務内容
放射線部は撮影業務にあたる診療放射線技師と画像診断(読影業務)にあたる放射線科医師とで構成されています。 技師は主治医の指示のもとに画像診断のための撮影業務にあたります。放射線科医師と連携し、より少ない負担で制度の高い診断が導けるような手法を選択して撮影業務を行います。 撮影が終わると放射線科医師が読影を行い診断結果を主治医へ報告します。 主治医は受けた診断結果をもとに治療方針の決定を行います。
機器紹介: MRI(PHILIPS Ingenia 3.0T)
最新のフィリップス社製MRIです。3.0T(テスラ)の磁場強度とデジタルコイル技術により高い性能を有しているため、全身領域の微小病変を短時間でより高画質に撮影することが可能です。また、架台のボア径が70cmと広いため、ゆとりある空間で患者さんも安心して検査を受けていただけます。
MRI検査について詳しく知りたい
機器紹介:CT [全身用X線CT診断装置]~TOSHIBA 320列CT Aquilion ONE~
320列CTは最短0.35秒で撮影が可能なため、息を止めることが難しい方や検査中の静止が困難な方でも短時間で広範囲を撮影でき、被ばく量や造影剤も少なく撮影できます。 CT検査について詳しく知りたい
機器紹介:マンモグラフィ
乳房専用のX線装置で、触知や超音波では見つけにくい微細な早期がんを発見するのに最も推奨されている検査です。乳腺を見えやすくするため、乳房を圧迫 (プラスチックの板ではさむ)して撮影します。圧迫による多少の痛み(人によって痛みの感じ方は異なります)を伴いますが、少しの間我慢して検査にご協力 ください。乳がんは年々増加しており、女性のがん発見率第1位(9人に1人の割合)です。早期発見・早期治療のために、年に1回は検査を受けられることをお勧めいたします。
マンモグラフィ検診施設・画像認定施設について
当院はマンモグラフィ検診が一定以上の基準を満たしている施設のみに与えられる認定施設(日本乳がん検診制度管理中央機構認定)を取得しています。
マンモグラフィ検診施設・画像認定施設について臨床検査部
臨床検査部では正確かつ迅速に臨床現場に検査結果を提出することを使命に業務を行っています。
大きく分類し4つ(検体検査・生理検査・超音波検査・病理検査)を行い、精度の高い検査結果を行えるように各種検査機器の管理を行っています。
業務内容
検体検査と生理検査を行っています。
検体検査とは
患者さんから血液・尿などを提出いただいて行う検査です。
例えば、肝臓機能や腎臓機能などをみる生化学検査、白血球数や赤血球数などをみる血液一般検査、 尿中の蛋白質や糖などをみる尿一般検査があります。
生理検査とは
機械を用いて直接患者さんへ検査を行います。超音波検査(心臓や腹部、血管などを画像でみていきます)、心電図(不整脈など心臓の異常がないかを波形でみます)、ABI(両腕・両足の血圧を測定し血管の硬さをみます)などがあります。
臨床工学部
臨床工学技士はMEとも呼ばれ、病院内における様々な医療機器(人工呼吸器、補助循環装置、血液浄化装置、輸液ポンプなど)の保守管理および操作を行っています。医療機器を通して、患者さんに対してより安全で、質の高い医療サービスが提供できるよう日々努めています。他機種スタッフへの医療機器の取り扱いに関する勉強会を定期的に開催することで、医療機器を使用する全スタッフが、安全かつ適正に医療機器を使用することができるよう、知識の習得や技術の向上を目指した教育にも取り組んでいます。
業務内容
血液浄化業務、呼吸療法業務、医療機器管理業務、RFA(ラジオ波焼灼術)業務を行っています。
血液浄化療法とは、体内に貯まった老廃物などを排泄・代謝する機能が働かなくなった場合に行う治療です。当院では、CHDF(持続的血液透析濾過)・PE(血漿交換)・LCAP(白血球除去療法)・VRAD(ウィルス除去療法)・CART(腹水濾過濃縮再静注法)など様々な血液浄化を行っています。
呼吸療法では、人工呼吸器が安全に使用されているか、異常がないか確認します。またいつでも使用することができるように、メンテナンス・管理も行っています。
医療機器管理業務では、院内の全ての医療機器の選定・管理・廃棄までの一貫した管理をしています。また医療スタッフに対する医療機器の安全使用に関する教育を行っています。
薬剤部
薬剤部では患者さんが入院生活を通じて安心して薬を服用できるように、そして多くの患者さんに薬剤の説明を受けてよかった、受診してよかったと感じていただけるような部門を目指しています。 そのために、自動分包機を導入するなど正確な検薬業務を行えるような設備を整えています。
実績はこちら業務内容
- 入院患者さんの内服薬、注射薬の調剤、管理
- クリーンベンチを用いた、高カロリー輸液(TPN)の混注
- 安全キャビネットを用いた抗癌剤の混注
- 薬剤の品質や在庫管理
- 入院患者さんに薬剤の説明(薬剤管理指導業務)
- 医師や看護師など病院スタッフと連携し、患者さんにより良い薬剤治療を行えるよう努力しています(チーム医療)
- 病院スタッフと連携し、糖尿病患者の治療に積極的に取り組んでいます
- 患者さんの入院前の薬を調べ、薬剤重複や禁忌薬剤の投与防止に取り組んでいます
- 化学療法のレジメン管理、患者さんへの投与スケジュールや副作用の説明
- 病院スタッフと連携し、抗生剤、輸液や栄養剤の適正使用に取り組んでいます
- 病院スタッフからの薬剤に関する問い合わせの対応(DI業務)
- 病院スタッフへの薬剤情報の周知(DI業務)
- 各種委員会、カンファレンスへの参加
リハビリテ-ション部
当院は、土・日・祝日も平日と変わらない体制で、密度の高いリハビリテーションを行い、地域の方々が住み慣れた家庭や職場で、自分らしく生活できるように能力の回復を目指しています。
理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、約50名がそれぞれの専門性を生かし、医師や看護師などの他職種と連携して質の高いリハビリテーションが提供できるように努力しています。また、職員一人ひとりが勉強会や学会への参加や発表を積極的に行い、最先端のリハビリテーションが提供できるように頑張っています。
実績はこちら
業務内容
- 患者さんとその家族の生活を守る為に、急性期から回復期、住宅生活にわたる継ぎ目のないリハビリテーションを提供します。
- 疾病の理解とリスクの管理のもと、患者さんの生活再建にむけ365日体制で最良のリハビリテーションを提供します。
- 患者さんの社会復帰を目標に、他の病菌や施設と連携を促しながら、地域でのリハビリテーションを遂行します。
リハビリテーション部のご見学希望の際はご案内します。出来るだけご予約のうえ、ご来医院ください。
受付時間 14〜17時
栄養管理部
入院患者さんのより良い栄養管理を目標に安全でより患者さんに適した食事が提供ができるように、また、入院・外来患者さんには生活習慣病改善を目指し生活に即した食事ができるように必要に応じ栄養指導をさせて頂いております。
実績はこちら業務内容
栄養指導
入院中の患者さんには必要に応じ、外来の患者さんには生活習慣病を中心に主治医からの指示のもとに個人、集団の指導を行っています。集団指導では外来の糖尿病患者さんを対象に毎月第2水曜日の12時から食事付き指導(昼食を取りながら)を実施しております。
また、健診センターからの依頼により積極的・動機付け支援指導も行い、生活習慣病予防にも積極的に関わっております。
栄養指導は生活習慣病をはじめとして、医師が栄養指導を必要とした方を対象に入院・外来共に行っています。食事療法でお困りの点などございましたら、お気軽にご相談ください。
外来指導時間 8:30~17:30
入院指導時間 8:30~17:30
栄養サポートチーム(NST)稼働認定施設
2006年9月に、日本栄養療法推進協議会が認定する稼動施設の認定を受け、患者さんにより適した栄養管理ができ、栄養状態を改善することにより治療効果の向上と早期の退院を目的に医師、看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、言語聴覚士、理学療法士など多職種で活動しております。
現在ご入院中の何らかの栄養障害のある患者さんに対し各職種が医療チームを組み、栄養状態の評価・適切な栄養治療の提言をして、栄養治療による合併症の予防等を行うことで、疾患の治癒を早めることを目的としております。
また活動内容については院内外の学会等でも報告しております。
優良な特定給食施設
栄養管理部を筆頭に病院全体で適切な食事提供が出来たことにより、当施設は平成29年度の栄養関係功労者厚生労働大臣表彰の特定給食施設として受賞することが出来ました。この表彰は給食の管理運営が特に優秀であり、他の模範とすべき特定給食施設に表彰されるものです。
これからも患者さんに安全・安心そして美味しい食事提供ができるように努めて参ります。