SHIMADA HOSPITAL

AI内視鏡について

AI内視鏡システムとは?

初期の胃がんであれば、内視鏡手術や外科手術で切除できる可能性が高いため、早期に発見することが重要とされています。一方、胃がんの診断は内視鏡検査が一般的ですが、平坦な病変や微小な病変は発見が難しく、その発見率を向上させることが課題となります。
そこで当院では2025年3月から、AI(人工知能)技術を搭載した、早期胃がんの検出をサポートする”gastroAI™ model-G”を導入いたしました。

特徴

“gastroAI™ model-G”は、内視鏡画像内に追加検査を検討すべき病変を矩形で囲み表示します。
該当箇所をわかりやすく表示することでドクターの診断をサポートします。

1. 病変の早期発見

AIは、熟練した医師でも見落とす可能性のある微小な病変を高精度に検出できます。特に、早期がんやポリープなどの発見に役立ち、早期治療に繋がる可能性が高まります。リアルタイムでの検出が可能なため、検査中の医師の判断をサポートします。

2. 診断精度の向上

AIは、大量の画像データに基づいて病変の性質を識別し、良性・悪性の鑑別を支援します。医師の経験や知識に加えて、AIによる客観的な診断サポートにより、診断精度が向上します。病変の鑑別結果に応じて、画面表示や音で医師に知らせる機能も搭載されています。

3. 検査時間の短縮と効率化

AIによるリアルタイム解析により、医師はより効率的に検査を進めることができます。病変の検出や診断にかかる時間を短縮し、患者さんの負担軽減にも繋がります。医師の負担軽減にも繋がり、より多くの患者さんの検査を行うことが可能になります。

4. 検査の質の均一化

AIは、常に一定の基準で病変を検出・診断するため、医師の経験やスキルによる差を少なくすることができます。これにより、どの医師が検査を行っても、一定の質の高い検査を提供することが可能になります。

5. 医師の負担軽減

AIが病変の検出や診断をサポートすることで、医師の負担を軽減できます。医師は、より複雑な診断や治療に集中することができ、医療全体の質の向上に繋がります。

AI内視鏡は、上記のようなメリットにより、消化器系疾患の早期発見・早期治療に貢献し、患者さんの健康寿命の延伸に繋がることが期待されています。当院では、専門医による質の高い内視鏡検査を従来より行っておりました。今回、内視鏡AIを導入することで、より質の高い内視鏡診療の提供を行ってまいります。

内視鏡AIシステムについて

販売名:内視鏡画像診断支援ソフトウェア gastroAI-model G
承認番号:30500BZX00297000
製造販売業者:株式会社AIメディカルサービス