2013年09月の投稿一覧
( 2013年 )
看護部勉強会 ~家族看護~
9月5日に看護部の研修会を行いました。今回のテーマは 「家族看護」 について。
緩和ケア認定看護師による講義を行いました。
家族看護とは、病気を患者本人だけでなく、家族全体の問題としてとらえ、家族が直面している介助や健康問題に対して、家族も患者と同様に援助の対象にしようということで、、看護の対象は患者だけではなく家族も含まれるという意味を持っています。
(看護部研修責任者 中島)
研修会に参加した看護師3名に感想を聞きました。
私は以前、移植コーディネーターの仕事をしていました。その時に、悲嘆家族との関わりや遺族との関わりについて難しい対応をしていたことを思い出しながら受講しました。
現在の家族の形は核家族化が進行し、一人が占める介護の負担が増しています。
そのような中、家族と社会(病院、介護施設、地域包括)のサポートが必須であることを感じました。
また、緩和ケア等の看取りにおける「家族看護」は、まさに患者、家族のパートナーであることの重要性を痛感しました。
そして、看護展開を難しく考えず、日々の会話の中で患者・家族との情報交換を密に行ない常に家族に対して関心を持つことから始めていくことの大切さを再確認しました。
今後に生かしていきたいと思います。
(ICU看護師)
「家族看護」とは一体どういったものなのか?
家族というキーワードからなんとなくわかるような気がします。
10年以上も前から盛んに研究されているのですが、なじみがないため、とかく難しく考えがちな自分に気付きます。
看護の対象は、患者だけでなく家族も含まれるという意味を持っています。
対象者を取り巻く家族一人ひとりに目を向け、家族機能が円滑になるよう指導と支援をしていくことも看護師の仕事の一つとなっているのです。
主治医からはもちろん症状などについて説明はありますが、看護師はそれにプラスして家族の心のケアを行っていくことが重要だと学びました。
目配り・気配り・心配りが出来る人にならなくてはと再認識した研修会でした。
研修会を担当された方々には尊敬と感謝の気持ちでいっぱいです。
(緩和ケア病棟 看護師)
「家族看護」を受講して、今は家族も含めた総合的な看護が必要な時代なんだと強く感じました。
私自身、家族というものは患者さんに対する看護に協力してもらう資源であり、日常の様子の情報を得たり等患者さんの背景としての家族でした。
しかし今は家族も患者さん同様に援助の対象にし、様々な場面で指導や支援を行なう事も看護師の仕事の一つなのだと学びました。
一人ひとりの患者さんの看護の仕方が違う様に、家族一人一人に対する援助や指導の仕方が違ってきます。
今後の業務では家族看護についての視点を持ち看護を行っていきたいです。
(4階病棟 看護師)
( 2013年 )
私の趣味① ~折り紙~
職員の中にもさまざまな趣味や特技を持っている方がたくさんいます。
そういう趣味や特技を紹介していくコーナーです。
第1回目はリハビリデイサービス「シマリス大刀洗」の看護師Hさんです。
趣味の折り紙は本格的で、全国の研修会などに参加して学んでいます。病棟でも患者さんと一緒にいろいろ作成して楽しんでいました。
きっかけと活動について聞きました。
「折り紙」
私の趣味は折り紙です。
きっかけは、佐賀に折り紙の作品展を見に行った時に、川崎敏和先生の薔薇の折り紙に出会いました。
1枚の紙から折りだされる花や動物・・・日本に古くから伝わる文化として、生きづいてきた折り紙、趣味・教育・リハビリテーション効果などさまざまな可能性もっています。
私の作った作品をご紹介します。
(バラ)
(ブローチ)
現在、高齢者や障害者でも折れる折り紙の研修会や折り紙のコンベンションに参加しています。
今後は折り紙の素晴らしさを伝えると同時に認知症予防やリハビリに役立てて行きたいと思います。
(シマリス大刀洗 看護師 H)
( 2013年 )
シンポジスト講演@日本慢性疾患重症化予防研究会
H25年9月16日 東京都千代田区神田にて行われた「日本慢性疾患重症化予防研究会シンポジウム・講演会」に赤司Drと連携コーディネートナース 西岡にて出席してきました。京都にも大きな被害をもたらした台風の中でのシンポジウムとなりました。足元の悪い中北海道や九州からも集まり、60名の医師や看護師が参加していました。
会は、透析導入の原因疾患1位である糖尿病を少しでも抑制するには、医療者は今何をすべきかということで、特別講演に加え、シンポジウムでは「地域で取り組む糖尿病透析予防」のテーマにて3つの発表がありました。滋賀県 済生会滋賀県病院の中村隆志先生や石川県やわたメディカルセンターの勝木達夫先生の取り組みと合わせて、私、西岡が当院の『循環型糖尿病連携パスを活用した腎症予防への取り組み』について発表させていただきました。会場からはたくさんの質問をしていただくとともに、座長の兵庫医科大学教授 難波光義 先生からも「地域に根づいた 顔の見える連携、これが大切であり、地域で取り組む腎症予防に一番必要なこと」とお褒めの言葉をいただきました。 今後も 地域の診療所の先生方と連携を図りながら、糖尿病による透析患者様の抑制・減少していくように頑張っていきたいと思います。
今回の研究会の主催者である 千葉県立東金病院 院長 平井愛山先生と日本糖尿病教育・看護学会 理事長 数間 恵子先生との写真です。お二人とも医療連携や腎症予防に対して日々ご尽力せれている、尊敬する先生方です。一緒に写真撮ってくださいとお願いしたところ、快く撮ってくださいました。感謝です。
(糖尿病連携コーディネートナース 西岡)
( 2013年 )
H25前期フォローアップ研修
9月12日、平成25年度前期のフォローアップ研修を開催しました。
今回で3回目となります。今年の4月に入職した職員を主な対象に開催しました。
入職して半年経過した中で、あらためて自己を見つめ直し、同じ時期に入職した仲間と同じ経験をしたり、部署を超えて共通のテーマで話し合うことで、今後の仕事をよりよいものにしていくことを目的としています。
研修場所は毎回お世話になっている宗像の承福寺です。
遠くに海が見える山の高台にあり、のどかな場所です。
まず座禅から。足を組んで、精神統一をします。
今回参加者38名とこれまでで一番多くの参加者となり、列で並ぶと圧巻です。
住職さんが順番に「警策」という名前の木棒で背中のあたりを2回打ちます。
警策をいただくといい、励ましの意味があります。
これを行うことで姿勢が正しくなり、長時間でも続けられます。
座禅が終わると、次は写経です。これは集中力と忍耐力を高めます。
書いた写経に自分の目標などを添えて納めます。
終了後は参加者みんなで記念写真。
お寺研修は午前中のみでしたが、静かに集中して考える充実した時間を過ごせました。
午後からは病院に戻り、グループになりワークショップを行いました。
テーマは「失敗を共有する」。入職して半年の中で仕事で些細な失敗など含めて書き出して、どこに問題があったかをグループで話し合い、対策を発表します。誰にでもあるような失敗を皆で共有化することで、注意点、改善点を学習することが目的です。
他の人も同じような失敗をしていて、自分にも当てはまるので、共有できてよかったという感想がありました。
研修終了後は参加者でラウンジにて懇親会。いい経験になりましたという意見が多く、充実した時間を過ごせました。
今後も続けていきたいと思います。
(教育委員会 平山)
( 2013年 )
第39回日本診療情報管理学会
9月5日~6日、茨城のつくば市「つくば国際会議場」で行われた第39回日本診療情報管理学会に参加しました。
診療支援課の今村課長とともに、演題発表もしてきました。
全国の仲間である診療情報管理士との再会、退職したスタッフとの再会もあり充実した2日間でした。
「医療連携と診療情報管理」がテーマだったこともあり、チーム医療などの横の連携から、在宅などへの縦方向への連携についての講演や演題発表が多かったように思います。
病院に帰ってきてからの課題もたくさん見つけました。
「実践」して成果を出して、若いスタッフにも演台発表へのチャレンジをして欲しいと思います。
(診療情報管理課 広報委員 野々下)
( 2013年 )
~コーヒーゼリー~
緩和ケア便り~くろーばーてらす~
緩和病棟では、作業療法士の阿部さんに企画して頂き、
月に数回、患者さんとスタッフで余暇活動(アクティビティ)として料理をしています。
今回は、患者さんとスタッフでコーヒーゼリーづくりを行いました。
病室で過ごすことの多い患者さんの気分転換になりとても良い時間が過ごせました。
まだまだ暑いこの季節にピッタリのコーヒーゼリーのできあがり。
コーヒーやお茶と共に、スタッフも一緒に頂きました。
ぷるぷるで喉ごしの良い美味しい一時でした。
笑顔(^-^) ごちそうさまでした。
また楽しいアクティビティの時間を企画していきます。
(広報委員 寺戸)
( 2013年 )
新看護方式「パートナーシップ・ナーシング・システム」研修参加
9月13日福岡看護協会(ナースプラザ)で新看護方式 PNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)の研修がありました。
今、看護会での脚光の研修ということで、会場は520人を超える参加者で溢れていました。
そんな中、中島看護副部長がシンポジストとして、当院でのPNS導入について発表しました。
看護ケア提供方式には、機能別看護方式・チームナーシング・固定チームナーシング・受け持ち看護方式・プライマリーナーシング・モジュール型継続受け持ち方式があり、それぞれの施設にあった方式で看護を行っています。
7対1看護体制になり看護師の数が増えても、入院回転は更に速くなり、社会情勢上高齢者の占める割合も上昇し、医療安全・医療の質を担保するために看護業務は膨大になっていく一方。
入院を多く受入れ、それに伴う処置や治療の対応で、忙しいのは当たり前で、緊急入院もあり、残業解決に何(業務改善)をやっても焼け石に水だと、そんな思い込みに看護師は支配されています。
昨年、看護雑誌に“疲弊する看護現場にイノベーションを”という内容で、福井大学医学部付属病院で開発された新たな看護方式が紹介されていました。
PNSを導入していた九州大学病院の知人からも聞いて、教育システムとして興味を持っていたところ、看護協会でPNS研修企画がありましたので、実践部隊の急性期病棟から2人の中堅看護師と中島看護副部長に参加要請して、研修参加して貰いました。
最初にこのシステムに取り組まれた福井大学医学部付属病院の看護師長さんは、『概念を変える』すごいパワーを持ってあります。
それに負けず劣らずのエネルギー(あらゆる場面を捉えたマネジメント思考に感心しています!!)を備えた中島副部長は教育担当の立場からも現場に必要なのは“これだ!!”と確信して、研修直後から現場でPNSの展開に着手してくれました。
回を重ねて現場へのPNSの説明や評価カンファレンス、各自の意見を吸い上げながら、今年度の3階病棟の新入職者には、この新しいシステムの看護方式を受け入れることができました。
この方式の中核はパートナーシップ・マインドを持ち続けること、他者を尊重し、自律・自助のマインド(心の持ち様)を理解していくことです。このマインドが変わらなければPNSは成功しません。軋轢が生じた関係性では創造性は育ちません。マインドを変えるのはなかなか大変です。
“仕事を成す仲間と信頼に基づく対等な関係”これは組織全体に根付かせていかねばならないことです。
福井大学医学部付属病院には、見学研修参加の申し込みが全国から多数あるそうです。一緒に参加した師長・主任も実際を見てみたいと言っていました。(見て感動するのもいいかも・・・・)
でも、方法論を伝授されるより、大事なのは看護をイノベーションしていく強い思いだと私はついつい言っていました。
今回の研修からも多くの改善策のヒントがありました。現場で成熟されることを期待しています。
(看護部長 矢野)
( 2013年 )
DVD用撮影!ご期待ください!
9月12日木曜日、嶋田病院プロモーションDVD撮影のため、1日院内を動いて回りました。
私の万歩計が初めて仕事中に1万歩いったかも(*_*)
こちらは院長インタビューの場面です。
まず最初の上映は21日土曜日市民公開講座です。
是非、会場に足を運びこのDVDもご鑑賞ください!!
(診療情報管理課 広報委員 野々下)
( 2013年 )
院内勉強会;MRI検査の安全性について
看護師・クラーク・事務職員を対象とした「MRI検査の安全性」に関する院内勉強会を診療放射線技師 松木君が担当してくれました。わかりやすい講義内容と自作のスライドが好評でした!
当院には1.5T(テスラ)のMRI装置があり、日々さまざまな検査を施行しています。
MRI検査は放射線を使わずに体中さまざまな部位を撮像することができ、脳梗塞の早期診断など、現代医療にとって必要不可欠なものとなっています。しかしMRIは強力な磁場・電波を用いる検査であり、その特殊な検査環境であるが故の医療事故も世界では多く報告されています。
今回の勉強会では世界で起きた過去の事故例を紹介し、MRI検査での事故を未然に防ぐには何が重要かをお話しさせていただきました。
数多くの当院職員がMRIの安全性について関心を持ち、勉強会に参加してくれたことを大変うれしく思っています。
今後も、患者さんに安心してMRI検査を受けていただくことができるように、病院全体で取り組んでいきたいと考えています。
(放射線科 松木孝臣)
( 2013年 )
人生の先輩
車椅子を押させて頂く時、色々な話を聞かせてもらっている。
私にとっては大切な時間だ。
あるおばあさんは、馴れ初めを話してくれ、添い遂げるという言葉を教えて下さった。
ある方は子供さんの事。子育ての大切な話を聞けた。
後悔はないな…と言われた方がいた。
色んな人に出会え、いい人生だったと。
私もそう言える人生が送れたら幸せだろう。
人生の先輩の重く大切な言葉は心に響く。
この気持ちを忘れないよう、しっかり生きていこう。
〜スタッフ個人ブログより〜