2012年03月の投稿一覧
( 2012年 )
病院で働くスタッフ④~ソーシャルワーカー~
ソーシャルワーカーとは?
嶋田病院には4名のソーシャルワーカーがいます。
聞き慣れない職種だと思いますので、簡単に紹介させていただきます。
入院、外来を問わず生活と傷病の状況から生ずる心理的・社会的な問題を社会福祉の専門知識で患者さんやその家族からの相談に応じ、解決のお手伝いをする仕事です。
社会福祉士の国家資格を取得しています。
具体的に言うと・・・
・病気になったことで介護が必要になった
・治療費がいくらかかるか知りたい、補助の制度はないか
・介護保険や障害者手帳など福祉制度が知りたい etc…
このような不安や心配事があるときに福祉制度の説明や各関係機関との連絡調整を行い、生活と傷病の状況に応じたサービスが活用できるよう援助していきます。
嶋田病院では入院時から退院にむけた支援を行っています。
自宅に帰りたい、自宅での生活に自信がない、もう少しリハビリを受けたいなど患者さんやその家族の思いを受けとめ、地域住民の方々が安心して退院し、生活できるお手伝いをしたいと考えています。
外来受付の隣に相談窓口がありますのでお気軽にお声掛けください
(ミーティング風景)
(ソーシャルワーカー 天本)
( 2012年 )
診療支援部勉強会
診療支援部の勉強会を行いました。今回は糖尿病内科 小島先生による糖尿病薬についての講義でした。
内服薬の種類、作用、メリットデメリット、副作用などを分かりやすく説明して頂きました。
私たち事務職員も、事務的知識だけでなく臨床に関する知識をもっと身に付けていこう!と、先生方にもご協力頂いて勉強しており、糖尿病シリーズは今回が2回目でした。
小島先生は、2月に可愛いお嬢様が誕生されたばかりで、きっと早くおうちに帰られたいのでしょうが、いつも快く講師を引き受けてくださり感謝の気持ちでいっぱいです!
患者さんからも人気の先生で、先日窓口で、昔から通院されている患者さんが「小島先生はほんっとうに可愛い、孫のようで可愛くて仕方ない」と言われていました。
先生の優しい笑顔で患者さんも癒されているようです。
(医事課 平田郁美)
( 2012年 )
第92回地域医療連携講演会
今年度最後の講演会ということで、当院の神経内科 藤野先生と消化器内科 橋口先生より当院での実績(症例)報告を行いました。
1) 神経内科 藤野先生 「t-PA静注療法について」
当院に藤野先生が着任されてから開始しました、血栓溶解剤t-PAアルテプラーゼによる脳梗塞の急性期治療についての説明と症例報告を行いました。
突然の脳梗塞により、脳の血管が詰まり、激しい頭痛や、ろれつが回らなくなったり、手足の麻痺などの症状が出ます。そのような症状に対して血栓溶解剤t-PA使用により脳の血管に詰まった血栓を溶かすことで、脳血流の改善が期待されます。
使用には施設基準や適応基準がありますが、脳梗塞は発症してから如何に治療を早く開始できるかでその後の経過が大きく異なってくる事を症例により報告されました。
次に 2)消化器内科 橋口先生より「消化器病プロジェクトの取り組みと今後の展望について」。
当院に入院された患者さんに呼びかけて便潜血検査を行うことで陽性者の方に大腸内視鏡検査を施行し大腸がんの早期発見、早期治療につながった取り組みについての報告を行いました。
藤野先生も橋口先生も地域の先生方の協力を強く訴えており、連携の重要性を改めて実感しました。
その後、懇親会を行い、先生方と親睦を深めました。
今年度も毎回多くの地域の先生方が集まって頂き充実した講演会が開催できました。
来年度も様々な講演会を企画していきます。
(地域連携室 鑓水)
( 2012年 )
私の愛読書シリーズ(10)
( 2012年 )
歴史探訪シリーズ(5) ~大中臣神社①~
今回は小郡市福童にある大中臣神社をご紹介します!
「大中臣(おおなかとみ)」というと、かの藤原氏の始祖中臣鎌足で有名な中臣氏から派生し、平安時代まで祭祀を司った一族がまず頭に浮かびました。神社と関連があるのでしょうか。
大中臣神社は天平12年(740)藤原広嗣の創建とされています。奈良時代のことです。
余談ですが藤原広嗣は聖武天皇政権下で大宰府へ左遷されたことを不服とし、反乱を起こした人物としても有名で、捕らえられて唐津で最期を遂げました。
神社を訪れると、朱色の橋の向こうに市の指定固有文化財となっている立派な楼門が見えます。現在の楼門は江戸時代後期に再建されたものですが、創建は江戸時代前期にまで遡るということです。
つづく。
(広報委員 このみ)
( 2012年 )
危険予知トレーニング
当院では、日常業務の中での職員の医療安全に対する意識を高める為に、定期的に「KYT(危険予知トレーニング)」を実施しています。
リハビリテーション科では、今回、病棟での一場面を想定し、救急カートの上に物が置かれたり、動線に不要な点滴台が置かれていたりなど、日常にありそうな場面の写真を参考に、何が問題で、どう対処すべきなのかを各スタッフが真剣に考え、意見を出し合いました。
救急事態も含め、物品の整理整頓を常に心がけていくことを皆で確認しました。
KYTをし、改めて考えると、身の回りには多くの危険が潜んでいることに気付きます。
患者さんや自分たちを守る為に、日々の業務の中で、考えながら行動するよう心がけていかなければなりません。今後もKYTを継続していきます。
(写真を見てどこに危険が潜んでいるか皆で考えています)
(広報委員 リハビリテーション科 田中)
( 2012年 )
KAIZEN 研究発表会に参加
3月10日(土)、北九州市戸畑区にある、ウェル戸畑にて、社会医療法人 共愛会さん主催 「第8回 KAIZEN 研究発表会」が開催され当院からも参加してきました。
今年のテーマは「和と絆~今、私たちにできること」でした。
当院からは看護師 堀内貴尋が『当院における血液培養の現状』、看護師 矢野茜が『緩和ケア病棟における看護の中で遭遇する看護師のストレスの現状と今後の課題』というテーマで発表しました。
「絆」とは人との結びつきのことを言います。
看護師のストレスが明らかになり、対処が行なわれ、より良い看護が提供できれば、患者さん・ご家族のつながりを永遠のものとし、患者さん・家族とスタッフとの関係や、スタッフ間の関係を強めることになるのではないか、と考え願っての発表でした。
研究発表会の翌日は、東日本大震災から1年という日でした。
日々、自分たちに何が出来るのだろうか、と自問自答の毎日でしたが、今回のテーマでもある、「今 私たちにできること」を考え、行動に移していく事で、それが巡り巡って東日本の皆さんの力になれれば、というふうに願っております。
(緩和ケア病棟 緩和ケア認定看護師 矢野茜)
(優秀賞を頂きました)
( 2012年 )
春の気配
緩和ケア便り~くろーばーてらす~
朝夕の冷え込みはありますが、日中は随分温かくなってきた今日この頃。
春が来てますね(*^_^*)
病棟にも春の風がふいてきました。
病棟入口では、“チューリップ”がお出迎え。
これは患者さんのご家族が、持って来てくださいました。
そして、ラウンジには“菜の花”“ピンク色の雪柳”がラウンジを華やかにしてくれています。
これは、病棟行事でいつもお世話になっているボランティアの松原さんが持って来てくださいました。いつもお庭に咲いている季節のお花をもってきてくださいます。
こうやって、病棟に季節を運んでくださることは本当に嬉しいことです。
緩和ケア病棟は、ボランティアさんや、ご家族にも支えられているなぁとしみじみ感じるのでした(^_^)
(広報委員 山形)
( 2012年 )
駐車場を舗装工事しております。
( 2012年 )
接遇委員からのアドバイス〜昨日のブログに対して〜
職場でも、私生活でも人間関係、コミュニケーションの取り方は、簡単なようで時にむずかしく、そして、とても大切な課題です。昨日のブログ~夜勤看護師のつぶやき②に対して、当院の接遇委員にどうしたらよかったのかのアドバイスをもらいました。ブログを読んでくださっている方々のご意見もお聞かせいただければ幸いです。
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『文句があるんだけど』の言い方が、少しぶっきらぼうで相手に不快な印象を与えてしまったのだと感じます。
お互い業務中の会話であることもあり、相手を思いやる気持ちは必要ではないでしょうか?
たとえば、まずは『今、時間いいかな?』といった時間に対する配慮は不可欠です。次に、『確認したいことがあるんだけど』や『○○について聞きたいんだけど』といった相手を敬う発言であれば、良いコミュニケーションがとれたのではないでしょうか?
仲の良い友達に、ついつい軽率な口の利き方をしてしまうことは誰にでも経験のあることです。こちらが乱暴な口調になると、自然と相手もそのような口調になっていきます。逆にこちらが丁寧な口調になると、おのずと穏やかに会話が進みます。
口の利き方には、思いやりが表れます。相手が反応しているのは、その『思いやり』にです。
以前、当院で接遇研修をしていただいた雨宮惠美先生に会話の中で『思いやり』を表現する方法を教えていただきました。
Yes, But法を使うことが効果的とのこと。相手の意見に対し、いきなり反論するのではなく、一旦共感してから自分の意見を述べる話法です。
『あなたは、〜と考えてあるのですね、私は〜と考えます。いかがでしょうか?』というように一度共感することがポイントとなるようです。
誰かと会話するとき、何か対応するとき、『思いやり』を忘れずに、心がけましょう。
(接遇委員 今村知美)